BOOK REVIWS

下町ロケット ガウディ計画


◆池井戸 潤
◆小学館

TV化もされた下町ロケットの2作目がいよいよ文庫化。こちらは社会に出て生きている大人の方に読んでほしい一冊。
働いているうちにだんだんと忘れてしまう初めての気持ちを思い起こさせてくれる。ストーリーがテンポよく進むので企業小説の入門編としてもオススメ。

 

かがみの孤城

◆辻村 深月
◆ポプラ社

いわずと知れた青春小説の第一人者が書いた2018年本屋大賞受賞作。今作は不登校の中学生の物語。思春期を迎えて悩んでいる中高生にぜひ読んでほしい一冊。夏休みの読書感想文にも最適。

 

屍人荘の殺人

◆今村 昌弘
◆東京創元社

昨年末、デビュー作にしてミステリ3賞を独占した傑作。デビュー作ゆえの粗削りな面はあるものの何を話してもネタバレになるという設定が非常に面白い。ライトな文体なのも相まってミステリ初心者にも読みやすいのにマニアにも絶賛された作品。
どこかでネタバレを読む前にぜひ自分の目でその世界を確かめてほしい。

 

有名すぎる文学作品をだいたい
10ページくらいのマンガで読む

◆ドリヤス工場
◆リイド社

シリーズ3作の第一弾。とにかく誰でも知っている、気になっていた作品を水木しげるタッチの漫画で紹介。
本当に10ページ前後で終わるのであらすじを知りたい方には特におすすめ。さすがに端折りすぎている作品はあるもののポイントをうまくつかんでいて読みやすい&わかりやすい。

 

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